光の痕

 

 太陽を見つめた
 目の中に光の痕ができた
 この痕で君が見えなくなったらいいのに
 網膜を焼き切った この痕で
 君が見えなくなったらいいのに

 君はとても眩しくて
 太陽のように眩しくて
 僕の世界が光の後で真っ暗闇でも
 君の場所だけはわかってしまう

 眩しい世界の中で
 目を閉じて 耳を塞いで
 孤独に暮らすのもいいだろう
 だけど 僕は人が好きだから
 誰かと一緒に
 生きたいと願う